「”厄介だな。ディル、もっと離れた方が良いぞ”」……無理だ……これ以上離れると…効果範囲から外れる……。「”やれやれ……仕方あるまい”」[ベルデザンカイトはその返答に軽く溜息をつき、大きく翼を広げた。宙へ舞うと、ディルスタンを狙い打ち据えてくる蔓を撹乱するように飛び回る。捌き切れなかった分はディルスタンへと襲いかかり。{5}回ほど異界植物の攻撃を受けてしまう][しばらくして氷が浸透すると、異界植物はようやくその動きを止めた]