人狼物語 ─幻夢─

53 羽月幻夜


青年 ユリアン

―自宅―

寝込みを襲うからこーなる。

[あらかた悲鳴を上げ終えたところで、ベッドの上からごろりと未だぬくぬくしながら呟き。入ってきた自衛団員を見る。
何がどうなったのか。引きずり回されたような後に、玩具の矢を何本も刺され片足から宙ぶらりん。なぜか髪の毛が床に散らばっている。うん。見るも無惨だ。]

襲ったんじゃないとかノックしたとかはいうのはいい。
で、なんのようだ?

[のそりと起き上がり、かたや悪戯のように罠だらけという妙に工夫をこなした無駄だらけの空間。かたや暖炉の熱をもあますことなく雪を溶かし水を蓄え、整然と並ぶ薪に飾りもなく実のみがある無駄ない空間。
そんな家の家主はその光景に眩暈を感じながらも鉈を拾い上げる]

ああ、言ってくれ。
それよか起こした以上つまらない話じゃないだろうな。

[縄にぶら下げられている片足を鉈の腹でさすりながら先を促した]

(151) 2010/01/07(Thu) 23:00:44

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