[ブリジットを撫でるライヒアルトの手を見詰める。普段ならば、私には? なんて軽口も出ようが今だけはそんな台詞浮かびもしない]ヨハナさんが、最初に……?それは……… [続ける言葉が見つからず、伏せる蒼]結社員でも人狼に敵わないなら……力ある存在が名乗り出たら、同じようになってしまうのかしら。[ぽつ、と独り言ちるように呟いて女はライヒアルトたちから少し遅れて宿へと向かう]