[そして、エルザの言葉で本来の目的を思い出す。]あー。そういえば、じっちゃんのとこに行こうと思ってたんだけど。[と、その時遠くから聞こえる怒声。そっちをジロッと見やるが、怯え竦んだエルザの頭を撫でるアーベルを見て、悲しそうな表情を浮かべる。だがそれもほんの一瞬で影を潜め、]ったく。俺は何時だって真面目。なんかあるかもとか下手の勘繰りだっつの。