─ 雑貨屋前 ─
…ううん。
ちょっと染みるの塗るけど、ごめんね。
[手当を受けてくれるカレン>>145に一言謝ってから、消毒液を傷に塗る。
少し多めにしたのは、傷の周囲の血も流し落とすつもりで。
本当は着替えさせてあげたほうがいいのだろうけれど、流石に子供服は手元にない。
赤に染まった服をまた元通り整えて、微笑みを向けた。
こちらの言葉を強い口調で否定するケイジ>>148の表情はみえない。
足を叩いた時の顔の引き攣りも、見えないから解らなくて表情を曇らせたが。]
…あ…このシャッターって、ケイジさん、が?
[細工のことを聞いて、ようやく腑に落ちたように目を見張った。]