そう。目に映るもの、感じるもの、それらを楽しむのは、生命体としての大事な『仕事』ですよ?[疑問符を浮かべる少女に返す言葉は謎かけめいて。チェリーを掠め取るその様子に、おやおや、と声を上げる]……っと。[それから、耳に届いた澄んだ声──微かに覚えのある、凛とした声に、そちらを振り返る]……おや。[金の髪と緑の瞳の少年には、微かに覚えがあり。瞬き、一つ]