[頭の上の子犬が、くん、と鼻を鳴らす。それが示す方向を見るように、シェードを向けた]ん、あっちか。[自身も鼻を鳴らし、蝙蝠の羽を動かす。次第に見えて来る周囲とは異なる、蒼の色]ターゲットロックオン、と。戦ってくるだけで良いと言われたが、何なんだろうな、アレは。俺に依頼が来る辺り、ただの人じゃなさそうだ。[腕を組み、しばし観察するように相手を見詰めた]