[時間に取り残された。自ら口にした言葉が、やけに信憑性を帯びてきた気がした矢先の、問い>>149]……『学者』じゃねぇ。『園芸家』、だ。[天鵞絨色が、険しくなる。知る者が見れば、いつもの事、だが。知らぬ者には、いささか唐突な変化]……知り合いに、そんな研究をやっていたのもいたが。それが完成した、と仮定しても、時間の経過は少なからずあるはずだし……何より。[赤髪の男の問い>>151に返す声も、一方的な不機嫌さを帯びて]それを、わざわざここに繁茂させる理由が、わからん。