[その視界に微笑む寮母が入り、びくっとはみ出た兎耳が跳ねた。 落ち着いて考えるとイロイロ状況のまずさに冷や汗がタラタラ] え、あの、寮母さん? …あ、そうだ! 用務員さんが!「その話は聞いたわ。けれど探しても見つからないの。 どういう状況だったか説明してちょうだい」[否やと言える訳もなく、一息で起き上がって風の精霊に尋ねる。 と言っても精霊魔法に探査系はなく、噂話を聞く程度。 支配すれば別だがそんな時間も空きもない]