― 宿直室 ―ボクは春を見捨てたりなんてしないよ。[味方、という言葉に気恥ずかしさを覚えながらもその言葉を嬉しく思うのか微かにはにかむような表情]味方、……ん、春のことは大事な友達だと思ってる。だから、心配しなくても、何処にも行かないよ。でも、さ。言うこと聞くとか、なし、だろ。ボクは春と、対等な関係で居たい。[平気、と聞こえれば小さく安堵の息を漏らし今は、春を安心させようと、彼の為だけに微笑んでみせた]