―湖畔―
まぁ、私にはわかんねぇけど、ミハエルはミハエルで苦労はしてるんだろうな。
[ミハエルの返す反応や言葉から、自分とは違う世界が彼にはあるのだろうと、
けれども悲しげな様子に、それをよしとしている風にも見えず]
なんだろな、私はそんな頭言い訳じゃないからうまく言葉にできねけど、
うちらは別にミハエル心配したってたいした得はねぇし、打算もなにもないとは思わないか?
[その身にはゲルダとクロエが触れようとしていたので自分はその場に立ったままに]
私のこと完全に信用しろとはいわねぇけどもさ、
全部突っぱねるんじゃなくて、それを見極めるのも必要なんじゃないか?