─ 村の通り ─
何も、ない、けど…。
[問われた言葉が気になって、怪訝そうな相手>>165へ返す言葉が尻切れになった。
謝罪が重ねられたなら意識はその言葉へと刹那向けられ]
気にしないでください。
元々は、前方不注意で歩いてた、僕が悪いんですから。
[先程と同じようにゆっくり言葉を紡いで、ゆるりと首を横に振る。
呟いていたのも見られてたんだなぁ、とは心の中だけで呟いた]
それじゃあ、失礼します。
[道を歩いていたんだからどこかへ向かう途中だったのだろうと判じ、これ以上用事を妨げてはいけないからと場を辞すことにする]