あれ、お姉さん…また、しらない、人だ。
お姉さん、お友達いっぱい、だね。
[ナタルが髪の長い男の人とおっきな男の人に近寄るのを見ると、きょと、としたものの。
自分を背に乗せたエーリが嬉しそうにご主人、と呼ぶのを聞いてまたきょと、とした。]
え、エーリッヒちゃんの、ご主人さま、いるの?
どの、ひ…きゃ…っ
[エーリがイヴァンを見て飛びつきそうになったので、ちょっと驚いてぎゅ、とその背にしがみつくも実際に飛びつくことはなかったのでほっとしたが。
このまま背に乗ってたら迷惑かな、とも思ったので降ろしてもらおうとその背をぽむぽむと叩いた。]
エーリッヒちゃん、私、降りるよ?