― 宿直室 ―これから何をすべき、か。[学長の言葉>>159と肩に込められた力を思い出し小さく呟く。守りたい人たちの顔が浮かんでは消えて――。失いたくないと強く思うけれど特別な何かをもつ訳でもなくただの学生に過ぎぬ身を不甲斐なく感じる]――…もう、誰も失いたくないな。[薄い色の眸に映る友もまたそのうちの一人で]春に「来い」なんてメール送らなきゃ良かった。[学長に言い募る春の声>>166に後悔の色を滲ませた]