─ 廊下 ─[階段に近付いていくと、一階から誰かが上がってくるのが見えた。金髪の青年の姿に、軽く目を瞠るも足は止めず]えぇ。そちらも、ということはベルナルトさんもですか。[問われる声に返すのは、こちらも軽いもの。柔らかく人当たりの良い笑みと共に問いを返した後]目指す宝も私と同じなら、ご一緒しませんか?[向ける視線に、この屋敷への不審を含んでみせた]