おはよーございます・・・ッと。[店の方へと顔を出せば、数人が食事を取っているところだった。] ・・・悪ィ。 手伝えなかッたな。[何時も渋々といった感じの息子が、眉を下げてそんなことを言うものだから、主人のほうからも特に咎めは無かった。何しろあの報せを持って来たのはかれだったのだから。コダマは何時ものカウンターの上で欠伸をかますだけだったが、それでも落ち着かない様子でゆらゆらと尻尾を揺らす。]