ミスター・エンツェンベルガー?[名を呼びながら向かった先、青年の向こう側に砕け散った“ひとだったもの”を見、常葉色の眼を見開いた]――…、…[苦悶の表情だったのだろうか。かけて、くだけて、もう半分しかない。]…壊し ましたの?[けれどこれは 死体 と 謂える。誰にとも無く訊ねた。]