―翌朝/個室―[取り替えられたばかりのシーツが心地良い眠りを齎す。夢は見ない。いつも通りの時間に目が覚めてゆっくりと身体を起こす。窓の方へと視線遣れば、嵐の気配は失せていた]――…は、ふ。この分なら戻れそうだな。[鍛冶場の火は父が見ているだろうが離れていればやはり気になってしまうものでいそいそと身支度を整え、部屋を出る]