[八つ当たり気味に吼えるフォルカーに苦笑いを浮かべると]…………あらら、荒れちゃって。あの様子じゃ聞いて……ん?[と、そこで彼の相方の黒蛇からのSOSの視線に気付く。]ほいほい、承りましたよっと[そう呟くと、よっと凭れ掛かっていた壁から身を起こし、スッとモンスターに向けて手を掲げる。]……刺し貫け、『螺旋魚(スパイラルフィッシュ)』[言葉と同時、掲げられた手によって持ち上げられたマントの隙間から、音速の槍が飛び出す。]