―広間―[ライヒアルトが浴室へゆくのはただ見送って、ホットミルクをつくるのに時間がかかったのは、火をおこすだけではなく、色々なことを考えてしまったから。二人へとほんのすこし甘いホットミルクを差し出すと、>>170問われる。あぁ、彼女たちは昨日いなかったのだ、と思うと。カウンターの方へと、視線をやった]エーリッヒは、死んだよ。…ヴィリーが、最後に手をかけた。