― 地下ニ階 ―……なんじゃこりゃ。[思わず声に出た。 地下墓地も当然踏み入れたのは初めて。 けども、そこにあるのが墓標と気付くのは容易で。]……ぞっとしねぇな。[入口近くの墓標を見て回る。 名前と、没年が記されていた。]妙だな……。姓がばらばらだ……。もしかして、こんな屋敷じゃぁ、メイドの墓も一緒にすんのかね?