[あっさりと消火される自らの炎に]なるほど。…手加減は無用、か。[小さく呟く][始めに聞いていたものの、やはり最初から全力、とはいかなかった]…[ぎしり、と音がするほどに][目に殺気が宿る][軍刀に纏わりつく火炎は勢いを増し、周囲の陽炎が一層揺らめく][再び一閃][先ほどのものとは段違いの炎の渦が、ベアトリーチェへ殺到する]