さて。次は私が援護するための準備だ。
……いまいち、この形態は好きではないのだがな。
グングニール。スネークモード!!
[そう叫ぶと、持っていた槍がバラバラに壊れたように、地面に落ちた。
―――いや。よく見ると10cmほどずつに分かたれた棒の一本一本が編み合わされた鋼の糸で繋がっている]
続けて、【神よ!我が右腕に導きを!】
[続けて更に叫ぶと、その槍がまるで生き物のようにうねり、動き始める。
今までのように派手には光ってはいないが、よく見ると白い魔力が光っているのが注意すると見えるだろうか]
援護。支援をするならば、これが最も適していてな。
無論、1体1の戦いも出来る万能の形態だ。
[我が右腕に導きを
効果:自分の所持品一つを、自らの体から手放さず、更に魔力の続く限り自在に操る。
元々は、タオルやハチマキなどを緊急用の武器として使うための魔法で、このような使い方をする者は稀]