うん、大丈夫。苦くないよー。[飲む、といって起きあがるベアトリーチェの背を支えながら、そう頷く。どこのご家庭の子供も、苦いのが好きという子はまずいない。下手をすれば大人でも苦いと飲めないからと言って、糖衣錠を希望する場合があるくらいだ。水を飲むベアトリーチェ>>200に、糖衣錠の痛み止めを差し出して。先ほど苦くない、と言葉をかけてくれたクロエに、目線を向けてぺこりと頭を下げる。子供の頃よく遊んで貰ったクロエには、ありがとうと言わなくても感謝の気持ちは伝わるだろう]