[宿の外、ひらけた場所で対峙している二人を見つけるのは程なくだろうか。自分に続いて出てきた者が、それを見つけたかもしれない。それは丁度、ライヒアルトがアーベルに切りかかっていくところで。]─────…!!!!![見えた光景に足を止めることなく、駆け出す。出来るなら、間に入ってアーベルを庇おうと身体が自然に動いていた。]