[ライヒアルトとミハエルのやり取りを聞けば、自分達が追いかけてきたことも無駄ではなかったかも、と安堵の表情を浮かべ。
けれどライヒアルトから苦言を言われればその通りだと、申し訳なさに眉を下げた。]
ごめんなさい。
ライ兄、心配してきてくれたんだね。
[思えばそんな中を一人で後から探しにきてくれたのだ、ゲルダの謝罪を聞くと余計に申し訳なくて表情を曇らせた。
ゲルダの怪我に気付いた声を聞けば、そうだ、と声をあげて]
ライ兄、さっきゲルダ転んじゃったの。
戻ったら手当てしてあげて?
[大丈夫、というゲルダには手当てしなきゃダメだよ、と強く言って。ベッティもそれには同意しただろう。]