― 宿直室 ―[たった数時間一緒にいただけの、しかも今日が初対面の相手とはいえ、その死を見つめるのは、辛い。 だから親しかった諏訪と一之瀬の様子には、それ以上に辛いのだろうと声をかけることも出来ずにいて。 学長や森に問いかけた後も、考え込むように、青い顔のまま黙り込んでいた]――……え? あ……だ、だいじょうぶ、ですよ。[一之瀬>>213に呼ばれて物思いから引き戻されて一度またたき。 案じるような視線に、笑みを浮かべる事が出来ずにこわばった顔のまま力なく応える]