─ 宿 ─
……んー……。
[なされた二つの告白>>204 >>208に、僅かに首を傾ぐ。
深緑に浮かぶのは、静かないろ。
疑うでなく、だからと言って、信じている気配もない。
何れも示さなかったのは、伝承として伝えられる事例を知るが故の事。
『……身の危険を顧みず、事態収束のために名乗り出てきてくれた……と、見たい所だが。
そう言った心理を逆手に取る、強かな者もいた、という記録がある。
この場での即断定は、俺にはできんね』
友の仕種>>213には、素早くこう返す。
この場での即断定は危険なのは事実だった。
ゲルダの力の真偽がどうであっても]