―祭り会場内―あーあ、やっちゃったな。[遥か上空を見上げたついでに首を軽く鳴らすと、ふわふわ花火の一因となった音の出所を求めて辺りを見回した。それぞれで店は賑わっており見つける事はできなかったものの、そう時間をおかずに第二弾の悲鳴が聞こえる。]おやおや、これは何かあったね。患者が助けを呼んでいるかもしれないな。[白衣の裾も軽やかに射的台へ。額と頬に赤い点と線を負った店員はこちらを見て"今日は厄日だ"という顔をしてくれた。]