─ 宿 ─[友人の仕草>>218に『なるほど』と伝える。そういう手段もあるのかとは、やや感心した素振りで。もういちどゲルダの方を見た。同時にアーベルの方も。彼女の真偽がどうであれ、アーベルを人だと判じて、それが正しい可能性は一応高いはずだ。数的に。ああでもだから逆手に…とか考え出すときりは無かった。軽く腕組んだまま、めんどくせぇ、とぼやくように溜息が落ちた。]