―一階・広間―
[人付き合いの悪い自分は同じ村人であっても割かし名前も顔もうろ覚えで、
それでもゼルギウスのことは顔も名前も覚えていた。
昨日手を振られた時には反応を返さなかったことに悪く思っている節はなく]
そっか…。
[それぞれからは特に有益な情報は得られず、ぽつりと呟いた後]
なぁ、本当に人狼なんて、いるのか?
[聞くのは相変わらずの直球の質問]
あれってお伽話のはずだろ、でもなんか昨日の様子だと本当にいるの前提みたいな感じだったし…。
[そもそも冗談でも、人狼の容疑だなんて自衛団員達が言うとは思わなかったのもあった]