人狼物語 ─幻夢─

64 滄に揺らめく銀鏡


下男 アーベル

― 厨房 ―

新婚さんか、そりゃ優しい事だネ。
でしょ。どうせ全部は使い切れないだろうし、冬は食料に困る所も多いから売っちゃえ。

[けらりと笑いながら、見ればゲルダの方は生地をこね始めていた。>>218
手つきを見れば、手伝いは不要かねとは胸中で。]

色々やらされたネ。
えーと、料理人に、手品師に、細工師に、鍛冶屋に……

[とは十数程、職業が並んで出てきた。どういう経緯でそうなったのかは特に語らなかったが、明らかに妙な経歴ではある。]

この辺は林しかないからねぇ。ははは、そういう大物にゃ残念な事に滅多にお目にかからないネ。
……それが残念な事に、あの日は不作でねぇ。
ま、今冬だし、珍しかないんだケド。あいつら本当に狩りに出てたのかとか五月蝿いの何の。

[とはワザとらしく溜息が零れた。]

(233) 2011/01/09(Sun) 22:31:56

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