―パソコン室―なるべく手は尽くすけどね。……早く帰りたいしさ。[慎太郎は信じるとも信じないとも言わなかったが、強要するようなことはしない。そんなものは、彼にはきっと通用しないから]うん、ありがとう。[慎太郎と友梨から内緒にすることへの承諾をもらい、川島は礼を返す。マリーがいたなら、彼女にも同じことをお願いしたか]まあ、もしこれで、次におれがいなくなってたら――そういうこと、だから。[少しだけ寂しげに、そうも付け加えた]