[す、と何かが引くような感覚。何かを越えた。それが何かは分からなかったけれど]そう。それならわたしもしらない。わたしはわたしのねがいをかなえるの。[投げられた小石を造作も無く避ける。そのままサヤカと位置を入れ替えるようにして。すれ違いざまに桜の樹の方へと突き飛ばそうと腕を振るう]なんでもいいよ。それをもらえるなら。