―回想・パソコン室に向かう前、1F廊下―
[耳朶近くまで諏訪が顔をよせられて囁かれる>>238]
うわ!?え、ちょ、まっ
み、耳元で、イケメンボイス禁止!!
あたまフットーしちゃう、だろ!!
[慌てたように諏訪の腕をどけ顔を離し、耳をがしがしと手でさすった]
いま、俺、世界で一番、危険なもの聞いたよ!!
そ、それに……
[声を小さくして、諏訪だけに聞こえるように]
ほんっと、気にしないで、いいって。
だって、俺、ふられたことに、かわりないし。
……言わせないでくんない。今度それ、言ったら、泣くから。
[後悔してないとはいえ、ブロークンハートの輝きは永遠。諏訪にだけ聞こえるよう、だけど目はそらしながらぼそぼそと囁いた。]