―詰所傍―
[また再び、翡翠が紅玉を捕らえる。
判ったと、頷く姿に、昨夜のことを思い出したゼルギウスは]
あ。ミハエル君にも、信じたい人できたんだね。
[本当に嬉しそうに頬を緩めて微笑んだ。
繋いだ手に承諾を示す力が加わると、ゆっくりと立ち上がる。]
うん。そうだね。皆に知らせなきゃ。
けど、やっぱりミハエル君ってしっかりしてるなぁ。
[会話はミハエルの方が年嵩のように。
立ち姿はゼルギウスが年嵩なのは当り前だが。
金と銀。年齢的にも若干の無理を感じさせつつも、
それでもまるで親子のように連なって*宿屋へ*]