―宿―
[厄介なことに巻き込まれた、という意識が強く、つい無意識にため息が溢れる。
ライヒアルト>>278の気遣いには『ありがと』と笑みを返した。
少しでも案じてくれる人がいるのは心強い。
続いた仕草にくすっと可笑しげな笑いを零し。
『それは気にしなくていいって言ってるだろ』といつものように返す]
ああ……
[黒胡椒のほかにも、といわれて、人狼の件から、昨日聞いた依頼品のことを思い返す。
ちらりとリーゼロッテにも視線を向けるが、他の人と話している様子に声をかけることはせず。
ライヒアルトへと『何がほしいんだい? ついでだから今から部屋に取りにいってくるよ』と仕草で伝え、立ち上がった]