― 冷凍睡眠施設 洗面所 ―――別段構いはしなくてよ。[視線の行く先、首輪の数字。それはそうだろう。自身の首輪に片手を添える]分かりませんわ。ただ――善い事でないのは確かかしら。[そうして、ちらとエントランスホールへと常葉緑の眼を向ける]ええ。――老人が1人閉じ篭り――石像が1つ、壊されてる。玄関は 開かなかったらしいわ。