─ 宿・二階角部屋 ─[開けば、ひらとと手を振り招かれるまま中へ入る。ちらと机を見ると書付が>>289。人の名と、現状ままのそれを横目にしつつ、身から話さなかった獲物を適当に掛け椅子へ座ると、早速片手を動かした。『俺は伝承の事は全く知らない。 能力者ってのは、どういうのが居るんだ。 ゲルダが言っていた、生者を見極めるっての以外にも居るんだろう?』と、最後は予想交えて問いかけた。]