[もはや悩んでる暇は無かった、目の前の石像を必至に力を振り絞って地面に叩き付けた。
石像はその重さで蛇を押しつぶし砕けた欠片で更に多くの蛇を傷つけるだろう]
ご、ごめんなさ、いですっ……。
で、も、僕一人じゃ、ないんで、すっ!!
だから、こわ、されてく、ださ、いっ!!
っ!!
げげげ、限界、で、すかっ……。
[幾多の石像を倒し続けて部屋の奥まで辿り着いた。
目の前にはまだ像が一つあった、だけど限界だった。
石像では地面にいる蛇を殺せても自身に巻きついた蛇には効果が無い。
体中に力を入れようとする。
しかし締め付けられた痛みで体は反応しない、もはや意識を保つ事すら不可能だった。
地面の蛇は片付いただろうか?
残り4匹ならなんとかしてくれるだろうか?
そんなことを考えながら意識を手放さざるを得なかった]