[その切っ先がデュラハンの鎧を捉えると同時。刃先を中心に暴風が吹き荒れ、ガリガリガリと鎧を削り落としていく。デュラハンも手に持つ剣で彼女を薙ぎ払おうとするものの、暴風は彼女に迫る一撃をも弾き返す。そうして、風が収まったあとそこには胸元から背中まで抉り貫かれた鎧がひとつ。]