…うぷ、…けほっ。あ、はっ、…ぁ…――[石の破片が周囲に充満し、石像の下敷きになる蛇もまた多かった。部屋の奥まで辿り着いて]ユリアンっ…![彼の身体の蛇はなんとか退治したようだが彼が急に倒れれば足を引きながら近付き、倒れた彼の身体を抱き上げる。周囲にはまだ僅かだけど蛇の気配。せめて彼だけでも、病から完治した未来ある彼だけでも、と身を楯にして彼の身体を抱きしめた。](誰か―――)