[女性の飲み差し>>319だったために少し悩んだものの]
ああ……すみません、頂きます。
[周囲にまで気が回っていなかったため、新しく用意をしてもらうという意識は働かなくて。
勧められるままに紅茶を一口貰うことにした。
口に含むと香りが鼻孔にまで広がり、気を落ち着かせてくれる。
飲み下すことで喉も潤いを得ることが出来た]
ご心配掛けてすみません。
ええと……。
[そこでようやく相手の顔を見て、知らぬ相手であることに気付いた。
名前が分からないために少し言い淀む]
ありがとうございます。
流石に、こんな話は寝耳に水でした…。
[ひとまずお礼を言ってから、齎された現状に大きく息を吐いた]