[何をとカチューシャに問われ、男はふ、と視線を彷徨わせた]ちょっと調べごと、かな。――…マクシームの居た場所が、其処だったらしいから。[迷いながらも彼女には知る権利があろうと如何いう場所なのかを告げた]ああ、それより……、血が滲んでる。早く手当てしてもらった方がいい。血の匂いをさせてたらよからぬ者が寄ってくる。暗くなる前に――…[話をかえようと言葉を紡いだはずなのに結局、事件に繋がりそうな話題となり男は苦笑した]