[扉の向こう側、数人の姿。助けに来てくれた。その安堵感もあったけれど、思った以上に身体は怖さで震えていて、ユリアンを抱きしめる手もかたかた震えている。]…うご、…[>>320 細見の女性が男性を抱えて、しかもこちらは足から病が進行している。そして何より足場は蛇の死体だらけ。]…ぁ、…[情けない顔で、ライヒアルトの言葉に首を振った。]