オレと敵対している存在は、昼間は人間の姿をしていると言われている。[言いながら、『庭師』>>314の格好を眺める。 成程腰回りのバッグやポーチは、こちらの腰に巻いた銃用ホルダーより、余程平和的な道具と見えた] そして敵対存在と対峙してまともに戦える人間は、多くはないということだ。 人間には人間なりの対抗手段がある――[この者相手に多くを語る必要はないのかもしれないが。 言葉を口にする間にも、『庭師』は己の仕事を果たすべく、園芸鋏を手にしていた]