ひゃ![赤い雪を巻き込み渦巻く風に視界と動きを阻まれ、小さな悲鳴。 その間にウェンデルの風にライヒアルトは運ばれていた。 人の腰の高さほどに盛り上がった土は再び大地へ戻るしかない] あーもう、相変わらず多芸なんだから。『心つかさどる悪戯者、貴方に希う。 彼の者の心を混沌の庭にさ迷わせんことを』[宙に浮かせている術者の集中が途切れればどうなるかは自明。 一瞬の乱れではなく、状況把握の混乱を精神の精霊に希う。 自分自身は風で動けないから、相手の力を削ぐ為に]