[鍋からは細かな湯気が沸々と立ち上り、それが十分に煮えたことを自己主張していた。火をそっと止め、水屋から食器を取り出そうとし、ふと気になって居間を覗いてみる]やぁ、みなさん。 いつの間にかおそろいで。小腹がすいている方がいらっしゃりましたら、挙手を。 少しですが、食べられるもののご用意があります。メインディッシュを作ったのは私ではありませんがね。