[躱された一撃に短い舌打ち]黙れ。貴様から仕掛けておいて危ないと言う言葉は受け付けん。そこらの無能な執事と一緒にするな。[伸ばした得物を戻しつつ、左手の中指で片眼鏡のブリッジを押し上げる。別の場所から伸びた茨とその数に再び舌打ちを漏らし。狙いをすまし一本は鋏で断ち切り、もう一本は柄を胴の横に押し出し直撃だけは避けた。けれど勢いのついた茨は柄を軸にし男の胴に絡み付く]…全く、厄介な代物だ![棘が身体に食い込むのもお構いなしに、茨を鷲掴み自分の方へと思い切り引っ張った]