ほぅ。にしちゃあ、随分と手慣れてるようだが。[頬から滴る血を銃持つ手が拭い、舐める。笑みは絶えず]やぁれ、やれ。そんなこともできるのか。[向かって来る5枚の紙を見て、感心半分呆れ半分と言った声を出した。同時、飛び出すように前へ駆け]――drei![身体ごと振り向き、真直ぐに降下して来た紙に向け、銀の銃が赤い光球を放つ。少しばかり大きめのそれは途中で炎の弾に代わり、幾枚かを巻き込む。逃れた数枚が尚も向かってくるなら、黒の銃で迎え撃とうと構え]